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SNSパワハラから就職内定者を守るために

【Cabooosu 365日Blog:863投稿目】

大分市のSNSコンサルタント幸野寛です。
この365日ブログでは
大分県の中小企業経営に役立つ

SNSマーケティング情報をご紹介します。

 

就職内定者に対するパワハラ行為

内定者に対する研修の一環として、

SNSを活用する取り組みがあります。

 

SNS内にグループを作って内定者を登録し

『企業と内定者』、『内定者同士』が

交流して就労日まで、つながり続ける。

 

メリットとしては、企業への帰属意識や、

仲間意識が醸造されることで

就労までの不安感が払拭されることや、

就労後のスムーズにコミュニケーションが取れること。

 

デメリットは、SNSを社内で共有化されていなければ

SNS管理担当者がパワハラをしていても可視化できないこと。

 

デメリットの事例として、

「パナソニック産機システムズ」(東京)が

内定者への研修の一環として行われてたSNSにて、

人事課長からパワーハラスメントを受け

大学4年の男子学生が入社2カ月前にみずから命を絶ちました。

 

内定者SNSを社内の誰もが共有していたのか

 

内定者専用のSNSグループには、

毎日ログインして投稿にコメントすることや

課題図書の感想文の投稿が求められ、

「毎日ログインしなかったり、書き込まなければ去ってもらう」

「僕は露骨にえこひいきするから。なめるなよ」

「丸坊主にして反省を示すか?」

など人事課長は人事権をチラつかせた投稿を行う。

 

自殺した学生は人事課長からの投稿に「死にたい」と吐露。

遺族の弁護士は人事課長のハラスメント行為で

精神疾患を発病し、自殺につながったとみています。

 

この件で問題なことは、

このSNSの内容、人事課長の投稿を

会社として把握できていたのかということです。

 

企業のSNS投稿は、社内・社外問わず、

一人の担当者に任せるとバランスにかけて、

社外に対してはネット炎上に、

社内に対しては、今回のような

パワハラにつながりかねません。

 

SNSは単身運営ではなく

組織的な運営が求められます。

 

あなたの会社のSNSは

どのように運営していますか。

 

【 参 照 】

https://www.asahi.com/articles/ASN495JDNN49ULFA011.html



大分県の中小企業SNSマーケティング・ニュースレター作成専門家|代表 幸野寛プロフィール↓


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