生活雑貨工芸品の小売販売や
工芸メーカーのコンサル業も行なっている
株式会社中川政七商店の中川代表の講演会が
大分市能楽堂で開催されました。
テーマは「経営とデザインの幸せな関係」。
手がけたデザインの話題が中心に
なるのかと思っていましたが
中川代表の話は予想と異なり
クールで現実的な話が多かったです。
- マーケティングよりブランディング
- コンサルでは最初に決算書をチェックする
- 売り場・売上を想定して商品開発する
- 商品・デザインはブランディングの一部分
- 経営者はデザインまで理解するデザイナーは経営を理解する
- すべての責任は経営者
印象深いのがコンサルを医師の診断に例えた点。
患者さんを診察する時に
患部だけみる医師はいない
血液検査や血圧、体全身をチェックし
カルテをとり総合的に判断して診療にあたる。
工芸コンサルではまず
決算書をチェックします
一部ではなく経営全部までコンサルします
全国各地で工芸品を盛り上げる動きは
ありますがほとんどうまくいっていない
それは一部だけにアプローチして
経営という全部にアプローチしていないからです
一部(デザイン)ではなく全部(経営・ブランディング)。
経営理念から一貫しているか
ビジネスとして成り立つか。
数多くの工芸メーカーの廃業を見続け
工芸メーカーコンサルを始めた
中川代表の言葉は実践的で現実的でした。
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【 株式会社中川政七商店 】
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