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全社員が一丸となる2つの情報開示

講演を聞いてるだけで元気が出てきました。

11月27日にレンブラント大分にて、

今年創業85年になる(株)吉村の橋本社長の講演、

『「ひらがな経営」で社員がきらり☆

全員が考え・行動できる会社へ。仕組みづくり11年の軌跡』を受講しました。

 

演題通り、橋本社長の講演には

全社員一丸となる仕組み作りに溢れていました。

 

中でも印象に残ったのは、

 情報開示と自己開示の2つの開示。

情報開示とは会社の数字を全社員に公開し、

一人一人がいかに数字に影響しているのかを

独自の方程式でも伝えていること。

さらに、利益が出れば全社員で均等還元されるので、

売り上げが少ない時の苦しみや、売り上げが上がった時の喜びを

全社員で分かち合うことができます。

 

自己開示とは、経営者の思いを社員に伝えること。

ポイントは、決定事項をトップダウンで知らせるのではなく、

決定に至っていないプロセス段階での考えを伝えていること。

伝え方は、2ヶ月に一回、橋本社長が手書きで作成し掲示する壁新聞。

プロセス段階での思いなので、社員がプランから参加できるようになっています。

 

また会議のやり方にも特徴があり、

会議の流れに沿い、時間を厳格に区切り、役割を回すことで、

誰もが発言内容を進化させ、時間感覚が備わるようになっています。

また会議の年間スケジュールを共有することで、

何をいつまで決めるのかが周知するなど、

有意義な会議ができる仕組みが作られています。

 

ビジネスとしては、

  • お茶業界が衰退しているからこそ、業種をしぼる。
  • 顧客のニーズを汲み取るべく座談会を行う。
  • 自社商品の販促だけでなく、業界の底上げを行う活動をする。
  • クレームをレジェンドリストとして面白タイトルをつけいじり倒し忘れない。

といったお話も勉強になりました。

 

演題にもある「ひらがな経営」とは分かりやすく伝えるために、

言葉を「ひらがな」に言い換えようということ。

 

分かりやすい表現として、

サッカーは手を使わないからこそ足技が進化した。

同様に、企業は「困った時の値下げ・安売り」をしないと決めれば、

値下げ・安売りに依存しない経営ができる。といった例え話もありました。

 

伝える仕事をしている者として、広報は社外だけではなく

社内も同様に大切なことが分かった講演でした。

 

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