初物のハードル越えるハテナの飯

初めての商品・サービスを購入する時は、『失敗したくない、損したくない』と思って、腰が重くなるものです。

 

色や見た目でわかるものならまだしも、初めての『食べ物』はさらにハードルが高くなるのではないでしょうか。

 

初めてのハードルを越えるためのヒントになるドラマを見ました。NHKで放送中の『みをつくし料理帖』です。

 

江戸時代に上方から江戸にやってきた料理人の話で、第一話は、上方で人気の戻りカツオの料理が、縁起を担ぐ江戸っ子には全く売れないのでどうするか?という話でした。一度食べれば美味しいのでファンになってもらえるのに、戻りカツオ料理といえば食べてもらえない。そこで、おにぎりの具に戻りカツオを入れて『ハテナの飯』と称して店頭で無料で振る舞う作戦で、初めてのものを食べてもらうハードルを超えて、来店につなげ繁盛していました。

 

現代に置き換えると『試食』に当たるんでしょうが、ハテナという遊び心が楽しいですね。ドラマでは他の店がパクって同じメニューを出して苦戦するという展開になります。料理は美味しそうだし、ビジネスに置き換えて見ても楽しいドラマです。


http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/miwotsukushi/